CADオペレーターって職業があるらしいんだけど、具体的に何をするの？
CADオペレーターに興味があるものの、具体的にどんな仕事をするのか知りたい人に向けて、CADオペレーターの仕事内容について紹介します。
設計者との違いや、資格が必要なのかも解説しているので参考にしてくださいね。
CADオペレーターとは？
CADオペレーターとは、CADソフトを操作して設計図を作成する人のことです。
CAD（Computer Aided Design）はコンピューター支援設計を意味していて、手書きで行っていた図面作成を3次元や2次元のCADソフトで操作を行います。
CADソフトを使って図面を作っていくんだね！
CADソフトと言っても種類は豊富にあり、会社によっても使用するソフトはさまざまです。一般的に利用されているCADソフトの一部を紹介します。
- AutoCAD・・・建築系や機械系など幅広く使用されている汎用ソフト。
- JW-cad・・・日本で開発された2次元の汎用ソフト。無料で利用できるのが特徴。
- Revit・・・建築系に特化したCADソフト。
- Inventor・・・機械系に特化したCADソフト。
CADオペレーターの仕事内容
CADオペレータの仕事には、次のようなものがあります。
- 図面を作成
- 図面の修正
- 図面の管理
- 資料作り
- 設計者と打ち合わせ
- 現場からの問い合わせ対応
それぞれ詳しく解説します。
図面を作成
CADオペレーターのメインの業務は、CADソフトを使って図面を作成することです。
設計者の指示のもと、仕様書などを参考にして図面を作成していきます。製作者が図面を見て分かるように、必要な寸法や情報を図面に書いていきます。
図面の修正
図面に間違いやもれがないか確認して、必要があれば修正していきます。
図面の不備があると仕上がりに大きく関わってくるため、設計者のチェックの後の修正だけでなく自分から入念にチェックしていくことが必要です。
図面の管理
図面の管理もCADオペレーターの仕事です。
完了した図面であっても、不具合や設計自体の修正などが多く発生します。現場に渡し終えたデータや紙図面は、すぐに必要な情報が取り出せるように管理が重要になります。
あとから見直す時にしっかり管理されているといいよね
資料作り
図面に入りきらない情報の資料作りも、CADオペレーターに求められることがあります。
資料作成には、相手にわかりやすくまとめるスキルも必要です。ExcelやWordなどの資料作成スキルがあると、スムーズに対応できるでしょう。
設計者と打ち合わせ
設計者の設計したものを正確に図面として落とし込むのがCADオペレーターの仕事なので、綿密な打ち合わせが必要です。
設計者との打ち合わせでは、CADオペレーターは設計者のアイデアや要望を理解し、それを図面に反映させることが求められます。そのため、スムーズなコミュニケーション能力が重要です。
現場からの問い合わせ対応
職場によっては、現場からの対応を求められる場合があります。
現場からの問い合わせ対応は、現場のスケジュールや工程に直接影響を与えるため、正確かつ迅速な対応が求められます。
CADオペレーターは、設計者や上司からの指示を受けながら、適切な判断力やコミュニケーション能力を発揮して、現場とのスムーズなやりとりを行うことが重要です。
CADオペレーターと設計者の仕事内容の違い
設計者の仕事は、設計の精度や効率性を確保するために、高度な技術や知識が求められます。
一方で、CADオペレーターは、設計者の指示に従い図面を作成することが主な仕事であり、設計業務に比べると責任やストレスが少ないといえます。
CADオペレーターの給料
CADオペレーターの就業者統計データによると、全国平均で年収461.8万円です。
出典：厚生労働省CADオペレーターは、設計者の補助をする立場にありますが、CADソフトのスキルや経験によっては、高い給与を得ることもあります。
独立してフリーランスで活動している人もいるみたいだね
ただし、CADオペレーターの給与は、地域や業界、経験やスキル、企業の規模などによっても大きく異なるため、具体的な給与については、転職サイトや求人情報サイトで情報収集を行うことが必要です。
給与だけでなく、研修や資格取得などのキャリアアップの支援などもチェックしておくことが大切です。
CADオペレーターになるには資格が必要？
CADオペレーターになるには、資格は必要ありません。
とはいえ、未経験でCADオペレーターになるには、資格を取得していた方が就職に有利になることもあるでしょう。
CADオペレーターの資格には複数ありますが、認知度の高い資格を3つあげます。
- CAD利用技術者試験・・・知名度の高い資格。2次元、3次元の試験あり。
- 建築CAD検定試験・・・建築系のCAD資格。2次元CADのみ。
- オートデスク認定資格プログラム・・・オートデスク社の認定資格。
まとめ
CADオペレーターは、CADソフトを使用して、設計者が作成した設計図面を作成、修正、管理する仕事です。CADオペレーターの仕事内容には、図面の作成・修正・管理、資料作成、設計者との打ち合わせ、現場からの問い合わせ対応などがあります。
CADオペレーターには、資格必須ではなく未経験でも採用する会社もあるのでぜひチャレンジしてみてくださいね。
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